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国際結婚により、これまでダントツ興味のなかった国オーストラリアのメルボルンにやってきて人生ごと座礁中。

こんぬづは、みなさん。

無味無臭なメルボルンにやってきて、人生が五里霧中なパナッタレです。

インド単身在住4年の日々を終え、無事に日本に帰還して落ち着いた人生を歩もうとしていたのですが・・・、おっとどっこい、その後にうっかり出会った現夫の住むオーストラリアのメルボルンに移住することになってしまいました。

やっと2012年7月、配偶者ビザが下りました。早くPRが欲しいです。


番外編としてインド時代の写真をたまにランダムに紹介しています。

ブログを通じた出会いを楽しみにしていますっ。

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----*-----*----- ※インド時代にせっせと書いていたブログもオンライン空間のどこかに放置してあります。また、メルボルンに来た去年にもブログを立ち上げたんですが挫折したあげく、IDもパスワードも忘れてしまったまま放置・・。何が言いたいのかというと、「似た内容、どっかで読んだな。。」と思ったら、それ、たぶん私のインド時代ブログか、挫折したメルボルンブログです・・・・。あしからず~。

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「江戸ロマン2:古写真」のつづき


昨日は幕末写真などについて、私の勝手な趣味に関して一人で息巻きましたが。

そうそう、江戸と言えばやっぱりこの人ですよね、というのが杉浦日向子さん。

ですよね。


日向子さん、漫画家でもあるし江戸関係の楽しい本も書いてるし、時代考証家というような肩書きもあった気がする・・・・と思って、ちょっとウィキってみたら「漫画家、エッセイスト、江戸風俗研究家」となってました。

彼女の江戸風俗に関するエッセイと漫画、本当に面白い。

特にエッセイは、読めば誰でも江戸に興味が湧かずにはいられなくなると思うような内容です。

IMG_1732.jpg 

エッセイは、日向子さんがイラスト付きで江戸時代に関するあれやこれ(男女のデート事情、食文化関連、おしゃれ事情、結婚離婚事情、師走の様子、色男とは、美女とはなどなどなどなど)について、すごく楽しく教えてくれるっていう感じ。対談集もある。

一番基本的なのはたぶん「一日江戸人」で、まずはこれ読むと江戸に行ってみたくなること間違いなしっ。

sugi1.jpg 
↑浮世絵に見る「美人」の推移 (「一日江戸人」)

sugi2.jpg

「杉浦日向子の江戸塾」は対談集

sugi3.jpg
 

↑ 面白そうでしょ?


一方、マンガはなんとも独特の雰囲気があります。江戸時代は妖怪と共存していた時代。だから、時々妖怪がぬらっと登場したりしてね。

sar.jpg 

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私がメルボルンに持ってきている中では、一番上の写真の「二つ枕」と「百日紅 上・下」がマンガなんだけれど、特に「百日紅(さるすべり)」は、葛飾北斎と娘のお栄の話で面白い。

史実に基づいた何か、とかそんなんじゃないんですよ、彼女のマンガの目指してるところは。ただひたすら、なんだか江戸の空気感が心身に沁みるようなマンガ。


日向子さんのエッセイなんか読んでいると、さも江戸の人の人生は面白おかしかったんだろうって一瞬は思うんだけど、実は江戸時代っていうのは、平均寿命もめっさ低くて、みんな明日をも知れぬ儚い身だった。

そんな中、難しいこと言わずに、「あっけらかんとおめでたく生きていた」(←日向子さんの言葉)江戸の人々。

そういう江戸への思いをエッセイ「うつくしく、やさしく、おろかなり」で書いていて、これはひととおり江戸の楽しそうな風俗を知って楽しんだあとに読むと、実に心に沁みます。

utuku.jpg 

と・・・・・、こんなに本の中身の写真をペタペタ貼ってよいものか分からないんだけど、貼ってみた。

ちなみに日向子さん、2005年に病気で46歳でこの世を去ってしまいました。儚いですよねぇ・・・、江戸の如く。



あ、あとね、彼女の本「うつくしく、やさしく、おろかなり」の中で書いている粋(いき)と粋(すい)の違いに関する説明は特に印象に残っている。こればっかしは、なるほどな!!!!と目からウロコでした。

(日向子さんは他にもそこかしこで、江戸の「粋(いき)」について書いているけれど、本「うつくしく、やさしく、おろかなり」の中の、「江戸・遊里の粋と野暮」の章の後半にズバリ分かりやすく書いてあるのですよ)。


で、この辺から、日向子さんの言う「粋(いき)」だな、まさに!と私が思う勘三郎なんだけど。

私、演劇とかそこらへんは特にこれといって詳しくもなんともないんだけど、この江戸好きのせいで4~5回くらい勘三郎の芝居見に行ったんだよね、昔。

普通の歌舞伎じゃなくて、初めて見たのはあの、野田秀樹と勘三郎(当時は勘九郎だったけど)が組んで当時話題になった「野田版:研辰の討たれ(とぎたつのうたれ)」(本当に面白かった)。

あれ見て、ものすごくハマって。そのあと、同じく「野田版:鼠小僧」とかいろいろ見に行きました。

といってもあの時期は10年以上前の話で、そのあと私はインドだのなんだの言い出し人生がヘンな方角に曲がっていったりしてたんで、すっかり忘れていたんだけど。 実を言うと、面白かったという事実だけ覚えていて、話の詳細も忘れてしまった。

でも、

勘三郎さんのオーラはよく覚えてるんだよね(あの時代、つまり勘九郎時代は普通に「カンクロー カンクロー」ってみんなから言われてたし、私は勘九郎時代しかよく見ていないので、どうしても勘三郎より勘九郎のほうがシックリくるんだけど・・)。

観客を驚かすために客席の後ろからいきなり登場したことがあって、そのとき、後ろの方に座っていた私は勘三郎から2メートルくらいの距離だったんだけど、なんといっても覚えているのはその顔のデカさ!と(笑)、

そして、あのオーラですよ。

んんんんんんものすごく、楽しそうなオーラ。 ザ・陽性!プラス!という感じの。

私たち観客も芝居見てすでにすっごく楽しかったんですけどね、勘三郎さんったらその百倍くらい楽しそうで、ひときわデカい顔が汗で光っているってのもあったけど(笑)、楽しすぎて仕方がないっって感じの目と顔の輝きがものすごい印象に残ってました。


こんなに楽しそうな人そうそう見ないよね、って感じだった。目、キラリンキラリンッなんだもん。

だから、「仕事が楽しくて仕方がない人」とか「まさに天職」などのフレーズを巷で聞くと、私の中で自動的に浮かぶイメージのひとつは勘三郎さんの顔でした。

だから、死んじゃったというニュースを聞いて、大大大衝撃受けましたよ。それで数日間、一日30回くらい勘三郎さんご逝去関連のニュースを見ていた感じ。

日本にいないので、各種の勘三郎さん追悼番組が見れないのが、非常に悔しい。


まぁでも・・・・・勘三郎さんはそりゃ無念だっただろうし、こんなところで私ごときが薄ら美しく話を締めくくるなんてほんと、おこがましいけど、


あんなに楽しそうで、好きなことがはっきり決まっていて(つまり芝居)、あんなにたくさん友達いて、みんなに好かれて、お酒飲みに飲みまくって・・・、そんな風にいたところ、ある日うっかり死んでしまった。そう、うっかり!


それって、チマチマぶつぶつみみっちくヘンに長生きするのに比べて、なんだか・・・江戸っぽい。

なんて、一観客としては思ったり。


袖触れ合うも他生の縁。

”楽しいオーラの威力”を知らしめてくれてありがとうと思います。と、本当に思います。



ところでなんですがねぇ。

「野田版 研辰の討たれ」とかはね、山田洋次監督の撮影で実際の劇をそのままカメラに収めて、「シネマ歌舞伎」として映画になっているのをご存知?

数々の歌舞伎の舞台をそのまま映画として見れるシネマ歌舞伎

http://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/

(↑「野田版 研辰の討たれ」や「野田版 鼠小僧」などなどのトレーラーも見れます)


だけどね、DVD化されているのは「野田版 研辰の討たれ」だけで、ぜひ見直したい「野田版 鼠小僧」とか、ぜひ見たい宮藤官九郎演出の「大江戸リビングデッド」とか、ぜひ見たい「人情噺文七元結」などなど、DVDになっていないっていう話なんだよっ(なんつーこったい)。

私、外国にいるんですぅ。でも見たいんですぅ。貧乏だけどDVD出してくれたら買いたいんですぅ。

だ・か・ら松竹さん、DVD出してくれません!?
勘三郎さん追悼ってことで!!

ちなみに、ぜひともガイコクジンの夫にも見せたいので、英語字幕は不可欠デス!お願い~・・・・・。


庶民の嘆きを聞いておくんなましーーーー。
歌舞伎って、庶民の娯楽でっせー。


おわり

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2012.12.12 / Top↑
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