国際結婚により、これまでダントツ興味のなかった国オーストラリアのメルボルンにやってきて人生ごと座礁中。

こんぬづは、みなさん。

無味無臭なメルボルンにやってきて、人生が五里霧中なパナッタレです。

インド単身在住4年の日々を終え、無事に日本に帰還して落ち着いた人生を歩もうとしていたのですが・・・、おっとどっこい、その後にうっかり出会った現夫の住むオーストラリアのメルボルンに移住することになってしまいました。

やっと2012年7月、配偶者ビザが下りました。早くPRが欲しいです。


番外編としてインド時代の写真をたまにランダムに紹介しています。

ブログを通じた出会いを楽しみにしていますっ。

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----*-----*----- ※インド時代にせっせと書いていたブログもオンライン空間のどこかに放置してあります。また、メルボルンに来た去年にもブログを立ち上げたんですが挫折したあげく、IDもパスワードも忘れてしまったまま放置・・。何が言いたいのかというと、「似た内容、どっかで読んだな。。」と思ったら、それ、たぶん私のインド時代ブログか、挫折したメルボルンブログです・・・・。あしからず~。

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10日間くらいずっと、冬逆戻りみたいなさっむーい日が続いていたメルボルン。

まさに「春は名のみ」な状況で、ダマされた気分でまたもや凍えながら「天気がよい週末」を待ち続けていたところ、おととい日曜、やっと!天気のよい週末が訪れた。

気温もひさびさに上昇し、一気に春の雰囲気がカムバック。

そこで、以前から狙っていたあそこへ行ってきました。

National Rhododendron Garden

ロードデンドロンというのは、シャクナゲのこと。

ここ、何もかもがお高いメルボルンにあって無料なのに、かなりステキなボタニカルガーデンです。シティにあるボタニカルガーデンより断然オススメ。


普段はメルボルンのイケてなさにボヤいてばかりですが、ひとつ、「これはメルボルンの魅力だな」と思うものがあります。

それは

春の花がきれいです、メルボルン。

日本で見る花より何倍も立派で大きくて、あくまでも鮮やかな花たち。

メルボルンの冬があまりに辛気臭いのでなおさら、春が来てそこかしこに花が咲き乱れると、心が躍りますねぇ~。

私は自分で花育てると必ず枯らすので自分では育てないんですけどね、人々の庭にも花が咲き乱れていて、メルボルンの春は天気がいいと(←これがなかなか難しいのだが・・)とてもステキ。


さて、National Rhododendron Gardenですが、私たちはこれで3回目です。

最初に行った時には真夏で、天気のよい日を選んだところ、あまりの紫外線の強さに(なにしろオーストラリアのUV量は日本の6倍だという)落ち着いて見れず、日陰を探して逃げ回った記憶が。

次に行ったのは秋。同じく天気のよい日を選んで行ったので、それはそれはきれいでした。紅葉してたりしてね。本当におおらかな雰囲気に満ちたボタニカルガーデンなのです。ゆっくり回ったら3時間は必要。お弁当持ってったら丸1日ぼーっとするのもよし。


でも、ここは花が有名なのに、まだ花の季節に行ったことがなかったわけ。

だから、最近狙ってたんですよ、真夏が来る前にあそこに行こうと。

それでおとといの日曜にとうとう青空が広がったのでお弁当作って行って来たんですが、びっくり!

さすがシーズンなだけあって、かなり混んでました。これまでの2度は閑散としてて、だーれもいなくて「こんなにステキな場所に私たちだけでいいんだろうか」ってくらいだったんですが、混むときには混むんですねーー。

でも、中は40ヘクタールとそうとう広いので、混むといっても日本感覚の「混み」ではないので大丈夫デス。


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↑ なんとまぁ、まろやかな景色だこと!


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 ↑ これは、サクラとユーカリの林の組み合わせ。日本人的にはヘンな感じですよね・・。


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ツツジも大満開!サクラと競い合って咲いてました。いや、咲きまくっていました。

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ランチ持参で腹ごしらえも余裕。

私たちもオージー式休日に慣れてきたってものよ・・。ヘンに外食なんかに期待しないよう、精神改造。

このあとは、お決まりのお昼寝いたしました。

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Rhododendron Gardenはメルボルン郊外のダンデノン丘陵にあります。つまりちょっとした丘の上。だから眺めもこのとおり。

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ツツジの密度が違うね。どうしてこうも、ギッシリ咲くのだろう。圧巻でした。


※写真がまだあるので、次の記事に続きます~。


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2012.10.16 / Top↑
-----「グランピアンズ5 ピナクルの巻」のつづき------


<Brambuk the National park & Cultural Center>


屈辱のマウント・ウィリアムから降りてきたあと、ちょっとダム湖により(つまらん湖)、帰り際にHalls Gapの街にある、カルチャーセンター(Brambuk the National park & Cultural Center)に寄った。

ここは、ちょっとしたアボリジニー関係のささやかな展示、体験コーナー(日本によくある、素のコケシに色やデザインを施していく体験クラスみたいな感覚で、ブーメランにデザインを施すクラスがまったりと行われていた)、カフェなどがある。

ブーメランのデザイン、すっごいしてみたかったけど、閉館(17時)の30分前だったので断念。

ここはオーストラリアだから、カフェは4時半で閉まった・・・。すべり込みセーフで、なんとかテイクアウトで買えたホットチョコレートを手にしながら、アボリジニー展示をざっと見る。

主に、このグランピアンズ地帯にいたアボリジニー達の生活などが紹介されていて、あとはかいつまんだ歴史。

アボリジニーというと、どうしても赤茶けた灼熱の大地にいるイメージが浮ぶけれど、ここはどちらかというと森だし、冬の冷え込みが厳しい。オポッサムの毛皮をまとうアボリジニーの写真などがあった。


アボリジニーが大切にした自然の中に来て、そこに身を置きながら、アボリジニーについての展示を見て初めて、ほんのちょっとアボリジニーの存在を心が実感した、というような気がした。
ヘンな言い方だけど。


普段、都会や街でアボリジニーアボリジニーといわれても、雑音が多すぎるからか、彼らが大切にした自然が冒涜されきっているからか、私たちの脳もドップリ猥雑だからか、正直言っていまひとつピンとこない。

「土地を追われて、文化も根こそぎ奪われて、丸裸状態で、いきなり西洋人価値観の真っ只中に放り投げだされた人々。大変だっただろうね。でも、いかになんでも、すさみすぎ・・・」というような、すっごい勝手な漠然としたイメージを持っていただけだった。 (彼らは本当にすさんでおり、「大人は全員アル中のヨタ者」みたいなイメージすら定着してしまっている)。

でも、
この自然の中で初めて、彼らが魂まで奪われたから、ああなってしまったんだと分かった。

そして、わずかに残る表面的な「名残」くらいは残せるけど、アボジリニーの魂を取り返すことは二度と出来ず、
このまま消え去るんだろうな、ということがよーーーーく分かった。

だから、いまさらになって、「アボリジニーアート」とか言っちゃってそこだけちやほやしたり、人権運動家が街で叫び声あげたりしてて、だから何?というような、シラケ脱力感すら逆に覚えた。

取り返しのつかないことしちゃったあとに、菓子折りとか持って表面的に反省姿勢だけ示してる人っぽい。「あってはならない事故」で息子を失った母親にとりあえず頭をさげる、「でも今後もずっと社長」な社長とか。


アボリジニーの人権運動家だっているけど、そもそもからして、彼らは「人権」とやらを求めて、プラカードとか掲げて叫んだりとか抗議とかするような発想の文明とは、根っから違った文化の人々のはず。

もうとっくに手遅れなんだよ。

そこからして、
すでにどれだけ皮肉なんだろうね、アボリジニーの人権運動家とかって・・・。 


ab01.jpg 
洋服を着せられたアボリジニー。

ab2.jpg 
インドのトライバルアートと驚くほどよく似ている。
大地とともに生きる民には、同じような世界観があるのかな?
現代文明に脳が汚染されないと、世界はこういうふうに見えるのかな?

インドのミティラー画(Mithila Art)→
クリック  インドのワルリー画(Warli Art) →クリック



アボリジニーとかアメリカのインディアンのような人々ことを考えるにつけ、オツム先行の西洋人が作った社会だと、なぜかどうしても、彼らの人権を叫ぶだとかなんだとか、そういうアグレッシブな方向に行くんだよなー。と、ハタからではあるけれど、思わずにはいられない。

私たち、今では西洋文化の恩恵も思い切り受けてしまい、いろいろ失ったけど失ったあとの新世代は失ったものが何なのかはあまり知らず、なんだかよくわからないけれどアボリジニーなどと比べればもっと狡猾に全然うまくやってきたような感じになってる。

でも実は、歴史の中である日「西洋」が突然来たという経験を持っている。

アボリジニーのためにもしも何かをするのであれば、人権とかなんとかという方向に同調するではなく、もっと、彼らの本当の悲哀とか、後姿とか、アジアンならそういう方向に焦点を合わしたい(センチメンタルになろう、という意味ではなく)。

ちょっと想像してみるに、何かにつけていきなりプラカード持って叫ぶってのは無理してそのやり方に同調しなければできないな、といつも思う。何か違うな、と思う。そうじゃないですかね?ゆえに、私たち日本人はやっぱり、ひそかに確かに日本人なのですねー。


17時きっかりくらいに、Halls Gapをでた。

帰りは、一度も休憩せず、そのままメルボルンに直行。

3時間で、家についた。

疲れたわ。でも平気。だって、次の日も休みだもん

(そうなのですっ、3連休だから泊りがけ旅行に行ったわけだけれど、泊まったのは一泊。だから、やる気がある人は普通の週末に行っている。だけど、うちのフグってね、旅行とかに行くなら、帰ってきた次の日も休日というワンクッションがないと動かないんですよ。プッ)


2012.06.21 / Top↑
----- 「グランピアンズ4 や・ら・れ・たの巻」 のつづき------


2日目。

今日もできるだけ日が出ている間を有効に使わなければならない。そして夕方には、メルボルン向けて発たなければならない。

ということでがんばって早起きし、8時にはホテルを出た。

前夜の屈辱のディナーにおおいに反省。

だからホテルを出ると、すみやかにマックへ移動(ホテルからわずか2分・・・)。

おもしろいことに、偶然同じ時間にホテルを出たお隣の部屋のグループも、まったく同じようにすみやかにマック駐車場にとまった。 だよね、やっぱり結局マックになっちゃうよね。よね。

朝マックマフィンを食べ、ついでに、マックカフェでランチ用に「スピナッチ&フェタチーズ・マフィン」2個も購入。

さて、2日目行動開始じゃ。

またもや、あの25キロの一直線の道をひたすらHalls Gapへ向かう。
この道、ほんとにすがすがしくて、ガラガラでまっすぐ。

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Halls Gap 入り口でカンガルーに触れ合ってみる。

今日は、まずピナクルというところへハイキングの予定。


<ピナクル The Pinnacle>

ここは、その名そのまんまに、「てっぺん」ぽい場所。
崖から岩が突き出ているような場所があり、そこにいけるらしい。

行きかたは2コースある。

・中級向け(Sundial Car Park から登る。往復4.2キロ、勾配差110メートル)
・中級~上級向け(Wonderland Car Park から登る。往復5.5キロ、勾配差280メートル)

私たちはWonderland Car Parkから登るほうを選んだ。

説明には「strenuous walk」とあったけれど、それほどなワケがないと思ったし(だって、岩山っていったって標高がぜんっぜん高くないというか平地レベルなんだもん。だから空気ふつうに濃いし。勾配がちょっとばかしキツくたって、それほどのハズがない。

それに、このコースは途中で「グランド・キャニオン」という名(笑)の岩場を見れるっていうから。

朝は晴れていたのに、さて登ろうかね、という段になってやっぱり曇ってきた。

しょうがないさ~、雨男と結婚したんだもん・・・。

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「グランド・キャニオン」エリアは、ワンダーランドカーパークの裏手、ハイキングが始まった途端に始まる。

言うまでもなく、あのホンモノのグランド・キャニオンに比べれば、比べ物にするなってくらいのささやかな岩場よ。

道が実によく整備されていて、まったく問題なし。

 
g18.jpg

オージーは「お二人の写真、撮りましょうか?」と、わざわざ向こうからすすんで言ってきてくれる人がすごく多くて助かる。

特に今回はいつもにまして多く、けっこうたくさんのツーショットが撮れた。

しばらく、この岩っぽい場所を登っていく。

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晴れていて青空なら、ずいぶんいい写真も撮れただろうに、けだるい曇り空で・・・。
岩の色もなんだか、すごく鉛色・・・。ブーっ。

g11.jpg 

キャニオンエリアが終わったあたり。

どこもかしこも道が本当に整備されていて、思ったとおりに普通に平気。

冬だから暑くないっていうのもあるだろうけれど、汗もそれほどかかず、息もそれほどきれず、いつstrenuousになるのかわからないまま、スイスイとすすむ。

私たち、とくに普段すっごいアスリートってわけじゃなくてもですよ。

もちろん、それなりに2時間くらいかかったし、そこらへんの道歩くように、ってわけには行かないけれど、かなり拍子抜け。(例えば、高尾山なんかよりもかなり楽)。

オーストラリアって、肥満率世界3位以内に入るくらいの国でしょ?だから、パンフレットもかなりおおおげさに書いてるんじゃないのかなぁ?と思う。


g20.jpg 

着いた!

これがピナクル。

この先っちょの部分、高所恐怖症のフグは「オーマイガ」というつぶやきとともに、コンマ一秒行っただけ・・・。

せっかく来たのにもったえない。


でも実際けっこう、こわい。本当に崖から飛び出てて、私もさすがに一番先っちょでは、足がすくんだ。
 
でも見てるとさ、ガイジンは平気で手すりに後ろ向きに寄りかかったりしちゃうの。さすがガイジン。


ガケの真下のHalls Gapの街との標高差は686メートル。

浅草にできたスカイツリー(634メートル)がここにいきなり立ってても、それより高いんだねー。実感ないけど。

でも、ブルジュ・ドバイ(フルジュ・ハリファ。828メートル)はこれより高いんかと思うと、ますますいろいろな実感が涌かない。

g21.jpg 
「スカイツリーより高く、ブルジュ・ハリファよりは低い」。なかなかいい説明じゃないかね?これ。

鳥の眺め。鳥瞰図。すごい眺めだ。

この場所、手すりもなくてこわかった・・・。 

足がすくみながら写真撮った。

 
g25.jpg 

付近にいた日本人観光客に撮ってもらった写真。
彼らはおにぎりと、きゅうりのおしんこを食べていて、それが心底うらやましかった。
奪いそうになるのを、必死にこらえつつ、カメラに笑顔(笑)。

まさに、「おにぎりくれ!」っていうコンディションだったの。米と塩分。
山とか登ると、おにぎり欲しくなりません?

このピナクルでは、写真を撮ったり、なんやかんやで1時間くらいを過ごした。

下りは、あっという間だったけれど、私たち2人ともけっこう膝にきた(笑)。トシ?


<Mt. Williams マウント・ウィリアム>


ピナクル・ハイキングから戻ると、12時半になっていた。

とりあえず、買っておいたマックマフィンをほうばる。Halls Gapにあった小さなパン屋でアップルシナモンロールを買い、それも食べて腹ごしらえ。

そして、次の目的地、マウント・ウィリアムに向かった。

このグランピアンズ国立公園の中で一番高いという山である(それでもたったの1167メートル・・・)。

何も情報を得ずに車を走らすこと20分くらい、駐車場についた。

駐車場に着いたときには、既に車でかなり登っていたが、やはりここからは歩かなければならない。

頂上まで1.8キロ。

g23.jpg 
私のイヤマフをはめさせてみたフグ。

1.8キロといっても、↑ こういう道なので(つまり、一般客以外の車は走れる)たいしたことはないんだけれど、勾配は意外に急。

だんだん登っていったが、写真でも分かるとおり、曇りすぎてなーーーーんぬも見えない。

途中からは霧雨まで降り始め、景色はただの真っ白となってしまった。

「どうする?」
「せっかく来たんだしもうちょっと」

を3回くらい繰り返しながらトボトボ歩いたあげく、

「いくらなんでも、こんなに天気悪いんじゃ、無駄だね」ってことで、頂上200メートル手前で引き返すことにした。

mtwilliam.jpg 
↑ (晴れていたら、こういう景色が見れたらしい。どっかのサイトにあった写真です)


途中ですれ違ったおじさんも、「オレはまた明日くるんだ。きみたちも明日くれば?」と言いながら、肩をすくめて去っていった。

ま、今度は夏にでも来るかね~。


つづく

2012.06.21 / Top↑
---------「グランピアンズ3 マッケンジー滝の巻」のつづき------


思ったとおり、実にさびれたモーテル。

でも、緊張しちゃうくらい田舎なこの町も、こういうモーテルもこの国ではごく標準。

オーストラリアで宿を期待するほど無駄なことってないのよ(笑)。 


g15.jpg 


しかし・・・・・外は霜が降りる寒さ(夜中は2度とかだった)で、これかい・・・。 この暖房。
1泊120ドルっすよ、これでも。 
 
ほーんと、やんなっちゃうわよねぇ、オクサン。

ディスカウントストアの代名詞Kマートとかで15ドルくらいで売ってるプラスチックのヒーター。
これで、冷え切った(レンガむき出しだし、地面の冷気が立ち込めてて、本当に冷え切っている)部屋を暖めろと。

この記事(
クリック)でも書いたけれど、この国の暖房事情は驚くべき遅れぶりなのであーる(もしくは、人々が寒さにきわめて鈍い)。

フッ。

しかし、私たちはもう驚かないにょ。

フィリップアイランドで、いっっちょまえに1泊160ドルした部屋にだって暖房がなくて、凍えて寝たし(窓に取り付けタイプの暖房がついてたけど、風が出るだけで扇風機と同じだった・・・)。鳥肌で唇ムラサキになってシャワー浴びたし。

グレートオーシャンロードのオトウェイって場所でも、宿で毛布体に巻きつけて過ごしたし(16時以降、宿の管理人なし。客だけが建物に寝てるって有様だったわよっ)。

たぶん5スターホテルはもちろんだけど、最低でも「ホリデーイン」みたいな、とにかく国際資本なクラスのホテルに泊まらない限り、オーストラリアってこんななのだ。

どんなに裏ぶれた町にあって、どんなにみすぼらしくても、室温が暖められていることくらいは一応ちゃんとしている日本の「民宿」のほうが、冷え性のわたし的にはぜんぜんマシ。 
 

でも、私たち、今回は用意万端よ。

湯たんぽ2個、フリース毛布持参だもーん。もーん。もーん。
私なんて、いつも家で履いてる毛糸の靴下、腹巻、内側起毛トレパンまで持参だもーん。

防寒グッズをすみやかに身につけ、湯たんぽにお湯を入れて、プラスチックのクソヒーターをこれでもかとばかりに超フル回転させて、そそくさとベッドにもぐりこみ、とりあえず、まぁいいか。

お腹が空いていたけど、フグがうわの空。

テレビで、始まったばかりのサッカーのヨーロッパカップ中継見ている。 それで、やたら急いでホテルにチェックインしたのかっ。フグめ。



ようやく、サッカー中継が終わり、食事をするかね、となった。

豪在住者は御存知だろうけど、この国の田舎で食事にヘンな金を払うことほどアホなことはない。

「ろくでもない、まずい、バカ高い」が際立っている。あとは、油っぽい、パサついている、胃がもたれる、などの形容が必ずオマケにつくのだね。

オーストラリアでは、キッチンつきの宿が多い。それはこの事情も、大いに関係していると思う。 人々が食を楽しんで生きてはいないのだ。

だから、私たちは「サブウェイとかマックでいいね」と最初から言っていた。


ご当地なんとか料理なんて求めちゃいけないし(そんなものないのだ)、日本などから来た身としてはガクゼンとするほどの食文化の貧しさを、まざまざと感じてしまう。 

あらゆる国からの移民のおかげで、メルボルンは各国料理が楽しめる「グルメシティ」などと言われている。でも、それがメルボルンという都市部分に限った局地的なものなだけで、ひたすらに移民のおかげなだけであることがよくわかる。

この国って、草の根レベルの文化の根付きがまるでない・・・。 引っこ抜こうとすると、根っこが浅くてあまりにも簡単に抜けて、こっちが尻もちつきそうになる草ってあるでしょ?あれみたい。

家庭料理とかご当地料理なくしては、旅行の楽しみって80%減じゃないですか・・・?  だから、私も来たばかりの当初は「旅行のときくらい、外食がしたい」などと思っていた。

でも、あれはもう過去の話よ。わたくし、成長したの。オーストラリアでは都市を離れた場合、外食するとバカを見る。
 
「いいもの食べれんなら、今日はちょっとお財布ゆるめちゃうよ」とかいうウフフなグルメ心は出番すらなく、

ファーストフードが勝つ!
 それがオーストラリアの田舎である。
(ちょっとお金を出す気もあって舌も肥えたような外国人旅行者にさえ選ばれる強さだと思う)


だから今ではわたし、キッチンついてる宿に賛成派。

でも、今回はキッチンがついていない宿なのだ・・。
だから、「ファーストフードでいいっしょ」と決めていた。


なのに・・・・・・私たちはやっちまったのである。 ナゼだーーー!?


なぜかこのモーテル、レストランが併設されていた。
フグが、「モーテルでレストランついてるのって、あまりないよ。行ってみちゃったりして?」とか言う。

寒かった。外は日が暮れた途端、めっさ寒かった。
つい、黄色い光が暖かそうに見えたレストランの中を覗きながら「メニュー見れますか?」と言ってしまった。

そして、メニューを見たら、メルボルンのカフェ食とそんなに変らない様子&値段に感じた。

つまり、カフェ系ディナープレートひとり人分がだいたい、24ドル~30ドルくらいの。

で・・・・・なんとなく・・・私たちは悪魔に操られるように(笑)、このレストランに入ってしまったのであった・・・。

料理が出てきて、おでれぇたよ!

や・ら・れ・た!!

koro.jpg 

ちょっと・・・・。
アンタ・・・・・このプレートが25ドルって信じられまっか?

これ、名前ばっかり「チキン・キエフ(Chicken Kiev)」とか言うんだけど。

鶏ささみの中に、なにかほ~んのちょっと詰め物がしてあって、それに衣くっつけてコロッケ風にしてあるんだけど。

一個だよ、一個!
フォークの大きさからして、分かるでしょ?この小さい一個。


それに、このスーパー貧弱なサラダとイモの質と量・・・・。

このサラダ、日本のカラオケボックスとかでエダマメ頼んだら小皿に6本くらいのエダマメが乗っかってくるけど、あれくらいショボい。

3本指で軽くひとつかみくらいの葉っぱの量って、これ、サラダパックの最後のカス?
そこに、マヨネーズをペロっとかけただけで、ドレッシングすらないし。

言い訳風に端っこに置いてある極小サイズのパセリなんて、お笑いの域よ。

もちろん、これだけよ。他にパンとかご飯とかスープとか、ないざますよ。

すっごい、目を疑った。
吸った息がしばらく吐けなかったくらい、このケチさに驚いた。


メルボルンでも「チキン・キエフ」プレートはたぶん25ドル前後だけれど、その代わり、このチキンが2個か場合によっては3個、イモが3~4倍、サラダはもっと質もパリッパリで新鮮なものが4倍つくね。おいしいドレッシングとともに。

だいたいからして、皿からあふれそうになってるのが基準のはずってなもんよ。


フグはフグで「バラムンディ(オーストラリアでポピュラーな白身の魚)・テンプラスタイル」ってやつ頼んだんだけど。

料理が来てから可笑しくなった。

白身魚のテンプラスタイルって、よく考えたら・・・・ただのフィッシュ・アンド・チップスじゃんよ!!!
 
名前に騙されまでしてしまった。

皿には、この国でコカ・コーラくらいどこにでもある「フィッシュ・アンド・チップス」が普通に乗っかっていた。

もちろん、メルボルン基準の3分の一の貧相なチップスの量と、魚の大きさだったけど・・・。


私たちは無言で・・・・しかし、一瞬にして食べ終わり・・・・屈辱気分で部屋に帰った。

そして、車の中で食べるように買ってあったポテトチップスやクッキーをバリバリ食べたのであった。


つづく



2012.06.19 / Top↑
------「グランピアンズ 1日目前半の巻」のつづき--------


Reed Balconyから、車でマッケンジー滝(Mackenzie Falls)へ向かう。

駐車場までは、Reed Lookoutからすぐ。
そしてそこから、歩くということだ。

「けっこう階段があって大変」とか聞いていたけれど、やっぱり聞いていたほどではなかった(笑)。

いきなり例えがすっごい飛ぶけど、東急ハンズって階段ない場合多いじゃん?だから、例えば5階のステーショナリー売り場に用があったら5階まで階段登り降りするじゃん?

あれの7割くらいしか、大変じゃない。

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階段を降りていく。急なのは、ここに映っている部分くらい。

あっけなく下に着いた。

でも、前回の記事で景色のまっ平らさに驚いたとおり、例えば標高700メートルで「山」って言っちゃうくらいとっても平らなオーストラリア。だから、このくらいの高低差を歩くって、たしかにオーストラリアに来てからは初めてだったけれど。

オーストラリアが深刻な水不足なのも、砂漠だらけというよりは、あまりに平らだかららしい。
最初に砂漠があったというよりは、平らすぎて砂漠になってしまったと聞いた。
なんか、分かるね。

オーストラリアは去年は、洪水にとても悩まされた。日本は震災とツナミ報道で埋め尽くされていたようだけれど、オーストラリアはけっこう、自分んところの洪水で大忙しだったのである。

洪水の水がいつまでたっても引かないでいる映像ばかりがテレビに流された。
あれも、平らすぎるからだ。

だから、このくらいの滝でも、「けっこう滝」なのである、オーストラリアでは。


g13.jpg
------豪基準では、まぁまぁな滝、マッケンジー滝-------


今まで、この一年半いろいろな場所で、「滝」と呼ばれているものを見た。

でもそれらは「川にしてはたしかにちょっと急だけど、でも・・・・どう転んでも川」って感じの小さな小川か、もしくは「小川の中にちょっと段差があるね」みたいなものだった(笑)。

だからそれらに比べれば、マッケンンジーは「あぁ、滝だね」と言えるかも。

ta.jpg

暑い中に階段を下ってきたら、さぞかしこの場所がすがすがしいだろうな。
しかし、今は冬。さびかった・・・・。さびかったっす・・・。水もちべたそう。

20分くらいここで過ごした後、また階段を登って、周辺にある散策コースをのらりお散歩。

ひとつは、マッケンジー滝のちょっと上流部分を眺められる場所で、これは数百メートル歩けば着いた。 もうひとつは、マッケンジー滝をちょっと遠めに眺められる場所で、これは・・・覚えていないけれど行って帰って40分くらいだったかな・・。

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滝を遠くから眺める場所。

ここでボーっと眺めている頃に、ちょっと小雨風なものもパラつき、時間も16時前になっていたので、すぐに引き上げる。

マッケンジー滝の駐車場に小さな売店があったので、そこでコーヒーを飲んで一息。ふぅ。

そして、私たちはホテルへ向かった。


グランピアンズ観光はHalls Gapに宿をとるのが一番なんだけれど、3連休とあって全部満室。空き室のところはすべて「最低3泊滞在が条件」(←連休になると必ずこうなる)みたいな感じで、私たちは宿がとれなかった。

だから、次に近い町スティウェル(Stawell)に、モーテルを予約していた。
この町には、さびれたモーテルがけっこうある。

みるみる暗くなる中、スティウェルに向かう。
最初の記事で書いたとおり、25キロの道を一直線に走れば着く。


つづく
2012.06.19 / Top↑
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